かわいか 💕

f:id:okogesuma:20200122170032j:plainほしかった本の表紙を見つけて、思わず声をあげた。✨


ラッキ!


10 冊くらいが2段 並べてありました。

少し目線を変えると・・・


ん?


上から三冊め


少し隅っこが、いびつな膨らみ方をしてるのを発見!


どれどれ 💕 


わくわくドキドキしながら

その一冊をひきぬいて開いたら

左の上が、3枚と、一枚

三角におれていました。  ふふ ✨


お宝発見!!


私を待ってたのね。💕


かわいいわ。


めちゃかわいいわよ。


他の仲間とはひと味ちがって

生きてる感じがするわ。


このきれいな折れ方は

お客様ではなく

生産過程でついてしまったものみたいね。


この、キラキラの一冊に仕上がるまでの間の

どの時点で、何があって

どんなふうに折れちゃったのかしらね。


ふふ


読む前に

そんな事をイメージして


別目線で、楽しんでみるのよ。 ♫


10 0 冊ならんでても

あなたを探し出せるわね。 ♫


え?


あれ?


ふふっ 💕


もしかして、全部折れてるのかも・・・

なんて一瞬思って

バックもおろして、他の数冊を

そっと そっと確認してしまった私 〜 ♫


ほっ!

他のは、きれいだわ。


よかった。 笑


何がよかったのかなんて。

私だけの世界の話だけどね。ふふ



大満足で、そのこをレジにはこんだわ。


☝️bookカバーはどうされますか?

(何気に折り目に気付く、さすがプロ)

あ!お客様申し訳ございません 🙇‍♀️傷がついておりますので、お取り替えいたしますのでしばらくお待ちください。


🐽あ!いや。だめ。それがいいんです。


☝️は?


🐽それがあわいいから

それじゃなきゃだめなんです。

それがいいんです。 


【 なぜか、しどろもどろ。笑 】


☝️あ〜 🤣 申し訳ございません。


🐽とんでもないです。

私のを見つけた!感があって嬉しいんです。


☝️はい?


あ・・・やばいです。言葉にすればするほど、なんだか・・・レジのお姉さんも

後ろのお客様も、お隣の方々も

視線が・・・ 🤣


ふぅぅ〜


何故かレジをすませて

小走りで逃げるようにお店を出たのでした。


外は雨・・・

いつから降ってたのかしら


傘、持って来てないわ。


いつもは、濡れてもへっちゃらなんだけど

今日は大切な本を

コートの中にそっと入れ込んで

小走りで交差点へむかったわ。


信号まち。


濡らさないように

左右の腕を組み直して

二重に守ったわ。


上をむいたら

目の中にも雨が入ってくるから

下を向く。


首元からも

雨が入り込まないように。


長い長い信号だけど

胸の中に本を抱えて

首をすくめて時を待つ。


何故か私はごきげんで

ケ・セラ・セラ ♫  をこごえて歌ってた。


ん?


ん?


ちょっと上をむいてみたら

目に雨が入らないわ。


ん?

やんだのね。

ラッキ!


そして、思いきり空をみあげたわ。


ん?


ん?


私と、グレーの空の間には

透明な ・・・


あれ?


その透明なものには、

雨がおちて、流れていたわ。


なんで、私って理解するのに

こんなに時間がかかるのかしら。


私は、体をねじりながら

ゆっくりとその透明なものを目で追ったわ。


それが理解出来た時・・・


その大きな物体から

低い音声がながれました。


☝️青になりましたよ。

進んで下さい。


🐽あ・? え? ・・・


とことことことこ。


横断歩道を黒抜きで歩くのをやめて。

私は普通に歩いたわ。


渡り終えた時に

やっと。


理解。 🤣


渡り終えて、ふりかえって

大きな声で、ありがとうごさいました!

と頭を下げました。


まわりも立ち止まるほどの勢いで。笑


☝️あぶないから、もっと進んで下さい。

皆んながとおれませんよ。笑

この傘、さしあげます!


🐽とんでもないです!

ありがとうございます!


☝️大切なものがぬれてしまいますよ。


🐽あ・・・

(おいおい!迷うなよ。笑)

だ、大丈夫です。そこの駅なんです。

走れます!


もう一度、大きく頭を下げて

走り出したわ。


お名前も聞かなかった。

でっかいかべさん。


いつから私と本を守ってくれていたのかしら。


小さなコンビに傘では

かべさんは、きっとはみだして

ぬれてしまってたのでしょう。


ごめんなさいね。


ありがとうございます。


私は、去年の出来事を、思いだしたわ。


私は仕事中の信号まち。


左の歩道でワンコが立ち止まっている。

そのワンコを濡らさぬように

小さな80台後半と見られる女性が

傘をさしかけていた。


ご自分のお体は丸出しにして。


そこに、通りがかった高校男子3名の

中の一人が、小走りで女性にかけより

そっと傘をさしかけた。


それを二人の男子生徒さんも

距離をおいて、だまって見つめてた。


その光景を、とうりがかる人は

足をとめて見つめた。


車内からもみつめた。


携帯をかまえる人もいた。


ワンちゃんは、信号が変わっても

その場を楽しみ続け


女性は、ほほえましくそれを見つめ

傘をさしかけ


その背中を

男子生徒の心が女性を守ってた。


きっと

あの生徒さんには

神様が微笑んで、おおきな手のひらで

つつみこんで下さっているのだと思ったわ。


ん!


それが、みえるようだったわ。


素敵な瞬間を思いださせて頂きました。


私も


守っていただけた。


見知らぬ方に・・・


今度は、私もどなたかに

おかえしいたしましょ。


そっと


気づかれないように


そっと


丁寧に


誰かを守ってみたいです。 💕


ほんとに


ありがとうございました!


お顔と、お声


忘れません。


ありがとうございました!!