鶴・大切を知る

f:id:okogesuma:20200209013905j:plainもうろう者の方が赤い鶴を折る時、私は介助についていた。

☝️目が見えないので、簡単ではありません。

角がずれているところを私は、手直ししようとしたわ。

☝️折順が一つぬけたと思った時も

手を差し出したわ。


その方はそっと私の手をはらった。

とても楽しそうに折り続ける姿にはっとしたのです。


そう

その方の折り方があるという事。


その方の歴史が

そこにあるという事。


いつの時に

どなたに教わったのでしょうか。


どんな思いでその方に教わったのでしょうか


どんな思いで

この方に教えて下さったのでしょうか。


そして、覚えた鶴を


どんな場所で

折ってきたのでしょうか。


その方は、一度だけ


😊この次はどうだった?


って、わからないところは尋ねて下さり

その他は、ご自分の流れで完成させました。


視力をなくした上で

仕上げた折り鶴


私は、自分中心で物事をとらえ

私の知っている小さな知識の中で

見守っていた


見守っているつもりになっていた。


お恥ずかしいやら

申し訳ないやら・・・


それに気づかされてからは


折鶴が完成するまで

そっと

その方の流れを見守ったわ。


涙がこぼれた。


とても優しい表情で

折っていらっしゃいました。


差し上げたいという

お友達の事を思いながら

折っているように見えました。


何ごとも

人それぞれに流れがあるのだということ。


助けを求められない事に

よかれと思って手を出す前に・・・


私は一呼吸おいた方が良いみたい。


助けを求められてた時に

すぐに対応できるように

寄り添っていたい。


自分中心に世をみたり

人様に手を出したりする事を

あらためなきゃ 



おだやかな人になりたい。



しなやかな人になりたい。


優しくて、あったかい心をもちたいわ。


ぽかぽかひだまり 💕


いいわねぇ。


ありがとうございました。